昨日の記事の続き。
「世界の貧困について考える『きっかけ』にするものです」 と主催者側は言う。 「世界の貧困について考える『きっかけ』になったからいいじゃないか」 と賛成派は言う。 じゃ「きっかけ」って何? 「へー、世界は大変なんだ」と一瞬思うだけなら誰でもできる。 でもそれだけじゃ何もならない。 本当に「きっかけ」になったの? 「ファッション感覚」だったからこそ、あれだけ広まったんだし。 最初からお題目をくだくだと垂れ流していたら、あそこまで広まらなかっただろうし。 「ファッション性」に着目した点まではよかった。 でも、ファッションじゃその後が続かない。 ある意味、ファッション性と説教臭さって両立しない、トレードオフな関係。 結局、身のある運動にはならなかったね。 本当の社会運動とか支援活動とかボランティアとかいうのは、 もっと泥臭く、地道にやっていくものだし、 「ファッション性」とは相容れないものだと思うけどな。
by _kuma_taro
| 2005-10-25 18:14
| 世相
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