この前書いた「DVDについて改めて考察」の続き。
視聴率という数字。 それ自体は、ただの数字に過ぎない。 しかし、番組が続くも打ち切られるも、 スポンサーが付くも付かないも、 放送局が稼げるも稼げないも、すべてこの数字次第。 この前も紹介した「NickNack電視台」さんなどは、 「視聴率に代わる番組評価の基準を作る」などといきまいている。 実際、「視聴質」を目に見える形にしようとする試みは、あちこちで行われている。 しかし、「視聴率に代わる」もの、 「視聴質の高い番組にスポンサーが金を出してくれる」ようなものになるにはまだまだ遠い。 そんな中、こんなサイトを見つけた。 「視聴率の嘘800ホント200」 本職のテレビ局関係者、しかもデータ分析を担当していた筆者が書いている。 視聴率という数字そのものが悪いのではない。 ちゃんと分析すれば、視聴者に大きく近づけるデータになりうるものだ。 でも現状は、その数字への見方があまりに一面的で表層的、 かつその一面的な部分ばかりがものすごく肥大化されている。 それこそが、今のTVをとりまく多くの歪んだ現状の原因ではないか。 ....と、そんなことを主張しているように私は受け取った。 この連載の「第29回」で、 新製品を売り込みに来た食品メーカーの営業に対してコンビニの店主が 「その商品のCMは何万GRP露出しますか?」と訊くようになっている現状が紹介されている。 これにはハッとさせられる。 やはり、結局は「カネ」なんだろう。 極端な話。 最近千葉テレビで復活した「ハロージャガー」こそが、 民放番組の本質を最も的確に表した番組かもしれないとさえ思う。 (「千葉のジャガー」と同番組についてはこちら参照: 私が2年半前に書いたページです)
by _kuma_taro
| 2005-03-24 12:39
| その他
|
ファン申請 |
||